平木沼の湖沼群の自然

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平木沼の湖沼群の自然 平木沼

 朝日沼、平木沼、奥井沼、鶴の沼、三日月湖からなる湖沼群で、厚真川本流の氾濫堆積物によってせき止められてできたものです。沼の周りはヨシ群落、ハンノキ林などの湿性植生が分布し、さらに樹齢40年から60年にミズナラ・コナラ林をはじめとする広葉樹林に取り囲まれ、平坦で歩きやすい雑木林となっています。
 沼にはカイツブリ、アオサギなどが飛来し、ヨシ原にはホオアカなどの草原性の鳥が、森林にはクロツグミなどの鳥たちが見られ、コンパクトな中に多様な自然がつまっています。



主な野鳥
 野 鳥 名 主な飛来時期 主な飛来・観察地点
【森林の鳥】 クロツグミ 5〜8月 @ABC
アカゲラ コゲラ シジュウカラ シマエナガ 1年中 @ABC
【草原の鳥】 ホオアカ 5〜7月 C
【水辺の鳥】 アオサギ カイツブリ 春〜秋 @ABC
オオハクチョウ  キンクロハジロ  マガモ  ヒドリガモ  ミコアイサ

秋〜春

@ABC

クマゲラ クマゲラの食痕

 天然記念物となっているクマゲラは日本最大のキツツキで、北海道と東北の一部に生息しています。大木のある原生林で繁殖し、丈夫なくちばしで樹皮をはがして昆虫や大好物のアリを食べています。繁殖期には木をタタタ・・・と連続してたたくドラミングを行い、森の中によく響きます。
 平成7年からこの付近でクマゲラの食痕(木を掘った跡)を調べていますが、毎年新しい食痕が確認され、クマゲラが飛来していることがわかっています。特に冬から春にかけて、好物のムネアカオオアリを食べに来ているようです。


新しい里山づくり“育成コンペ” 育林コンペ

 雑木林とは人が手を加えながら、持続的に薪炭材などを収穫しようという林で、里山とも呼ばれています。苫東にはミヤコザサという背の低い笹を林床にもつコナラ林がまとまって見られます。
 平木沼湖沼群周辺には豊かな雑木林が広がり、苫東開発株式会社(現在は鞄マ東)では平成4年からこの雑木林の本格的な保育を開始しました。森の産物は厚真町の農家の方にシイタケほだ木として引き取ってもらい、残りは薪炭材として販売もしています。
 また、平成6年には「苫東地区森林愛護組合」による「雑木林ワーキング」がスタートしました。これは市民参加で森の手入れを行い、楽しみながら里山らしい環境づくりを進めるものです。
 そして平成9年からそれをさらに発展させて「雑木林育林コンペ」を行っています。参加団体を募り、それぞれ平木湖沼群周辺の0.5haを担当し、互いに心地よい里山づくりの腕を競おうとするもので、全国的にもユニークな苫東地域ならではの取り組みといえます。





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