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最新治療技術

経尿道的前立腺切除術(電解質溶液利用のもの)

 最近は電解質溶液を利用した電気メスによる前立腺切除術を実施しています。この方法では術中、術後に低Na血症を生じることなく安全に手術が行えます。

前立腺高温度治療法

 前立腺高温度療法は、尿道から治療用のカテーテルを入れ、前立腺部にマイクロ波を照射する治療法です。
   前立腺内部を45℃以上に加温すると、前立腺に局限した組織破壊がおこり、尿道圧が低下します。そのため、徐々に排尿状態が改善していくのです。治療時間は1回1時間、尿道の表面麻酔なので痛みもなく、日帰り治療が可能です。
 従来の温熱療法では、加温が不十分でしたが、ドイツで開発されたウロウェーブは従来の装置と比べ、最も高エネルギーのマイクロ波の照射が可能で、しかも、コンピューターで尿道と直腸温度も監視しながら 行うため、安全な治療が可能です。当院でも400名以上の患者さんのうち、80%以上の方の排尿症状の改善が見られました。
 この高温度治療は従来のTUR-P法と比べ、治療による出血の心配もなく、侵襲性が低いため、高齢者や心疾患や脳梗塞・脳出血などのリスクの高い患者さんにも治療ができます。さらに、治療後の性機能障害の心配もありません。しかも健康保険が適応となっています。
※当院で実施しています。

体外式衝撃波による結石破砕治療(ESWL法)

 泌尿器科の結石治療は数年前に比べて格段に進歩しました。従来は開腹手術が行われていまたが、最近は、体外衝撃波による砕石療法(ESWL法)や尿管鏡で尿管内の結石を見ながら砕く(TUL法)が主流です。
 体外式衝撃波結石破砕治療(ESWL)は、これまで手術がしにくかった腎結石などの上部尿路結石も確実に治療できるので、結石治療の第一選択として定着しています。
 この手術は体外からレントゲンや超音波で監視しながら、結石に向けて衝撃波を照射します。破壊された結石は、尿と共に体外に排出されます。あまり痛くないので手術中麻酔の必要はなく、術後の痛みもほとんどありません。また、身体に傷が残らない画期的な新療法です。高齢の患者さんでも、副作用や後遺症の心配もなく、安全に手術が受けらます。また手術時間は40~50分程度ですので日帰り手術が可能です。

内視鏡によるレーザー結石破砕術(TUL法)

 最近、胃カメラの4分の1程の太さ(直径2、3ミリ)の尿管鏡が開発され、体に侵襲を与えず、直接、尿管内の結石を見ながら、レーザーによって結石を砕く(TUL法)が主流になってきました。
 この方法により熟練した泌尿器医が結石治療を行えば今や、日帰りまたは短期間の入院で治るようになってきました。
 ”死ぬほど痛い”尿管結石で悩める患者さんにとって、泌尿器科の内視鏡治療の進歩は今後大きな福音となることでしょう。
◆お知らせ
 当院は、最新の尿管鏡による結石治療を実施しています。2~3日程度の短期入院による治療が可能のため働き盛りの多忙な人にも適した治療法です。