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前立腺・泌尿器科ドック
前立腺・泌尿器科ドックとは
当院では1995年の開院以来、全国的にも珍しい「前立腺・泌尿器科ドック」を実施しています。
前立腺・泌尿器ドックとは、前立腺ドックよりもさらに守備範囲を広げた健康診断です。ですから、前立腺がんや前立腺肥大症だけでなく、泌尿器に関するあらゆる病気、例えば尿路結石症や膀胱がん、腎臓がんなどの早期発見も期待できます。
このため泌尿器ドックは、前立腺ドックより検査内容（後述の6項目）は多くなりますが、また一方、｢前立腺がん｣は、欧米において男性のがん死亡者の1～2位を占めるなど社会問それでも検査時間は1時間程度、費用は5,000円と前立腺ドックとあまり変わらない料金で受診できます。
「おしっこが近い」とか、「おしっこの出が悪い」と感じている中年以上の男性は、一度、泌尿器ドックを受診し、大切な”下水道”の調子をチェックされてはいかがでしょうか？
検査内容
◆問診（排尿に関する質問用紙の記入）
◆ＰＳＡ検査
◆エコー検査（腎臓・膀胱・前立腺）
◆尿流測定検査
◆尿検査
◆触診（直腸診）
※検査は1時間程度です。
受診者
このグラフは、1995年7月から2003年10月までの当院の前立腺・泌尿器ドックの受診者成績一覧（111例）
ＰＳＡ検査
異常あり 31例異常なし 80例
ＰＳＡ異常31例に対する当院の方針とその経過
１ ＰＳＡ（10ng/ml＜＝）触診異常－2例（１）64歳 D1前立腺がん（ＰＳＡ11ng/ml）～LH-RHアナログ→最燃→末期がん
（２）84歳 B前立腺がん（ＰＳＡ29.7ng/ml）～LH-RHアナログ
２ ＰＳＡ（10ng/ml＜＝）触診異常－3例
（１）61歳 （ＰＳＡ31.6ng/ml）～前立腺生検→悪性腫瘍なし
（２）71歳 （ＰＳＡ10.1ng/ml）～再検査（ＰＳＡ5.5ng/ml）
（３）62歳 （ＰＳＡ12.8ng/ml）～再検査（ＰＳＡ8.4ng/ml）→未受診
３ ＰＳＡ（4.0※＜ ＜10ng/ml）－26例
（１）67歳 （ＰＳＡ8.3ng/ml）触診正常～B0前立腺がん
（２）61歳 （ＰＳＡ5.7ng/ml）触診異常～
（３）84歳 B前立腺がん（ＰＳＡ29.7ng/ml）～LH-RHアナログ
【上記の検査方法】
排尿に関する質問紙、血清前立腺特異抗原ＰＳＡ値、経腹壁超音波による尿路検査、尿流測定、尿検査、直腸診の6項目。